環境

マテリアルフロー

生物多様性保全

環境マネジメント

環境マネジメントについて

YKK APでは環境関連法規制および協定、自主管理基準を順守するとともに、事業におけるリスクと機会を明確にし、トップマネジメントによるグローバルな環境経営の強化に取り組んでいます。
また、環境マネジメントシステムを体系的に運用するために、YKK APグループ(国内)では全社統合したISO14001を運用しています。海外拠点では各拠点でISO14001を取得、運用し、全社員一丸となって環境経営に取り組んでいます。

YKK AP環境経営方針(2025年~2028年度)

環境価値創出による地球環境への貢献 〜カーボンニュートラル実現に向けて〜

YKK APは、環境負荷低減と環境価値創出により、
現在および将来世代の豊かな生活の実現と地球環境に貢献します。

  • 脱炭素化・循環型社会実現に向けた技術開発・環境負荷低減に取り組みます。
  • ライフサイクル全体で、気候変動、資源循環、水保全、生物多様性に取り組みます。
  • 多様な人材を基盤とし、未来を見据えて新たな環境価値創出に取り組みます。

環境推進体制

YKK APの環境推進体制として、社長を委員長とする「YKK AP環境政策委員会」が経営視点で気候変動をはじめとする環境政策に関する経営方針・戦略を策定・承認し、進捗状況を確認しています。その環境経営方針・戦略を「YKK AP環境委員会」が営業・開発・技術・製造・供給・管理・海外部門へ展開し、相互内部環境監査で実施状況を確認しています。

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スクロールバー配下の内容
環境推進体制の図

カーボンニュートラルプロジェクトのハイライト

2021年6月に「カーボンニュートラルプロジェクト」を発足させました。生産本部長をプロジェクトリーダーに、若手技術者の参画による7つのワーキンググループを設け、各ワーキンググループでの取り組みを進めるとともにカーボンニュートラル技術ロードマップを策定しました。2030年度までにスコープ1+2では2013年比80%削減、スコープ3では同30%削減を目標に、商品とモノづくり、それぞれのプラットフォームを検討しながら、カーボンニュートラルに向けた技術開発を強化していきます。

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スクロールバー配下の内容
カーボンニュートラルプロジェクトの図

環境目標

YKK APでは、2050年のあるべき姿と環境経営方針に基づき、中期ごとに環境目標を設定しています。
第7次中期環境事業計画(2025年度~2028年度)では、2050年のあるべき姿に向けて、バックキャスティングで2030年の目標、さらに2028年度に達成すべき中期到達目標を掲げ、そこから各年度の数値目標とアクションプランを設定し、取り組みを進めています。

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2025年度環境目標の図

※1 アルミ原材料投入における社内リターン材と市中リサイクル材の投入比率

※2 樹脂社内発生端材の社内での再利用率

環境目標に対する実績(単年度)

※達成度・・・◎:計画以上 ○:計画通り △:一部未達(>90%) ✕:未達

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テーマ 指標 2024年度
計画 実績 進捗
環境コンプライアンス 公害・環境問題※2 0件 0件
環境人材 環境教育受講率※1 100% 100%
SDGsアクション参加率※1 98%以上 夏99%・冬98%
環境課題 気候変動 商品使用時のCO2削減貢献量※1 1,012千t-CO2
(2020年度比 216%)
821千t-CO2
(2020年度比 175%)
×
自社CO2排出量※2 275千t-CO2
(2013年度比 ▲36%)
271千t-CO2
(2013年度比 ▲37%)
エネルギー原単位※1 前年度比 ▲4.3% 前年度比 ▲1.1%
資源循環 廃棄物排出量※3 17.0千t
(2016年度比 ▲17%)
18.7千t
(2016年度比 ▲9%)
×
廃棄物原単位※3 2016年度比 ▲48% 2016年度比 ▲33% ×
廃棄物リサイクル率※3 99% 98%
水保全 水使用量※3 8.2百万m3
(2013年度比 ▲35%)
8.1百万m3
(2013年度比 ▲35%)
水原単位※3 2013年度比 ▲55% 2013年度比 ▲54%
生物多様性 社会貢献件数※2 各拠点2件以上 計217件

※1 YKK APグループ(国内)
※2 YKK APグループ(国内+海外)
※3 YKK APグループ(国内+海外製造拠点)

SBT認定を取得した目標の内容

企業がパリ協定の「2℃目標」に整合した長期CO2削減目標を設定する仕組みとして、SBT(Science Based Targets)が国際的なイニシアチブによって運用されています。
YKK APは、2019年1月にSBTイニシアチブから認定を取得しました。2017年度に制定したCO2削減目標ではスコープ1+2を2030年30%削減(2013年度比)と掲げていましたが、2020年度に前倒しで達成する見通しを得たことを受けて、2030年50%削減(2013年度比)に改定しています。

2030年度温室効果ガス削減目標(2013年度比)

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  2017年度制定
(2019年1月SBT認定)
2020年度制定
(2021年2月SBT認定)
自社CO2排出量
スコープ1※1+2※2
30%削減 50%削減
サプライチェーンCO2排出量
スコープ3※3
30%削減 30%削減
(変更なし)

※1 自社の燃料の燃焼による直接排出
※2 自社の電力の使用による間接排出
※3 サプライチェーン全体の間接排出(スコープ1、スコープ2以外)

この目標達成に向け、年率1.3%以上の省エネ、燃料転換、再生可能エネルギーの導入を主軸とした対策を長期にわたって推進することで、スコープ1+2を2030年80%削減に上乗せするとともに、カーボンニュートラルも前倒しで2040年の達成を目指します。

環境マネジメントシステム認証

2025年3月に外部審査機関から、YKK APグループ(国内)を対象とした「ISO14001_2015年版」による定期審査を受けました。その結果、環境マネジメントシステムは、環境経営ツールとして有効に機能していると評価されました。海外拠点では、11拠点でISO14001の認証を取得しています。

ISO14001の環境マネジメント規格の認証を取得した会社数の比率

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  2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
製造 80% 80% 82% 82%
営業 他 38% 38% 31% 31%
合計 57% 57% 52% 52%

公害・環境問題発生件数

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  2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
公害・環境問題発生件数 0件 0件 0件 0件

YKK APグループ(国内+海外)実績

第三者検証

YKK APは、情報の信頼性・透明性を高めるため、温室効果ガス排出量(スコープ1・スコープ2・スコープ3カテゴリ1)と再生可能エネルギー量について、SGSジャパン株式会社による保証を受けています。

環境問題に関する教育を受けた従業員の割合

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  2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
環境教育受講率 100% 100% 100% 100%
参加型の環境活動
(SDGsアクション)参加率
98% 99% 99% 99%

YKK APグループ(国内)実績

環境リスク評価が実施された事業所の割合

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  2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
製造拠点 国内 100% 100% 100% 96%
海外 58% 58% 67% 62%
全体 86% 86% 89% 84%
会社数 国内 57% 57% 57% 40%
海外 53% 50% 53% 48%
全体 54% 52% 54% 45%

YKK APの国内および海外の主要製造所(サイトデータ)

YKK APは、国内では、主に東北・黒部・滑川・四国・九州に、海外では、北米、中国、アジアなどに製造拠点を持ち、それぞれの地域や国に密着した商品開発・製造・販売を行っています。

YKK APの国内製造拠点

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  製造品目 敷地面積 CO2排出量 水使用量 最終処分
産業廃棄物量※1
化学物質
排出量※2
東北製造所
(宮城県大崎市)
住宅用建材、
ビル用建材
745千m2 37,409t-CO2 1,362千m3 0t 4t
埼玉窓工場
(埼玉県久喜市)
窓、複層ガラス 87千m2 0t-CO2 46千m3 0t 0t
黒部製造所
(富山県黒部市)
建材製品 301千m2 64,370t-CO2 3,454千m3 0t 35t
黒部越湖製造所
(富山県黒部市)
建材部品 234千m2 7,293t-CO2 400千m3 0t 0t
黒部荻生製造所
(富山県黒部市)
住宅用建材 337千m2 7,892t-CO2 141千m3 0t 0t
滑川製造所
(富山県滑川市)
ビル用建材、
住宅用建材
667千m2 11,430t-CO2 366千m3 0t 0t
四国製造所
(香川県綾歌郡宇多津町)
住宅用建材、
産業用形材
324千m2 26,414t-CO2 678千m3 0t 2t
九州製造所
(熊本県八代市)
住宅用建材、
ビル用建材、
産業用形材
342千m2 27,754t-CO2 954千m3 0t 5t

※1 埋立処分される産業廃棄物、燃料としてリサイクルされない産業廃棄物
※2 PRTR法対象物質(取扱量1t以上)の排出量を表す

YKK APの海外製造拠点

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  事業内容 敷地面積 CO2排出量 水使用量 最終処分
産業廃棄物量
YKK APアメリカ社 ダブリン工場 ビル用アルミニウムサッシ、
ウインドウの製造、販売
817千m2 19,525t-CO2 238千m3 670t
YKK APアメリカ社 メーコン工場 住宅向け樹脂窓の製造、販売 202千m2 2,251t-CO2 9千m3 190t
エリーAP社 レイクショア工場(カナダ) 住宅向け樹脂窓の製造、販売 57千m2 453t-CO2 2千m3 702t
YKK AP大連社 樹脂建材の製造、販売 60千m2 2,490t-CO2 12千m3 7t
YKK AP蘇州社 アルミ建材および建材部品の製造、販売 396千m2 7,362t-CO2 109千m3 196t
YKK AP中国社 深圳工場 アルミ建材の製造、販売 112千m2 10,079t-CO2 138千m3 0t
YKK AP台湾社 楊梅工場 アルミ建材の製造、販売 16千m2 925t-CO2 13千m3 37t
YKK APインドネシア社 アルミ建材およびアルミ形材の製造、販売 183千m2 25,313t-CO2 78千m3 0t
ボルーカ社 アルミ建材関連商品の製造、販売 65千m2 3,770t-CO2 14千m3 338t

※ 埋立処分される産業廃棄物、燃料としてリサイクルされない廃棄物

マテリアルフロー

省エネ・温暖化防止

エネルギー種類別使用量

原油換算合計の図
エネルギー種類別使用量の図
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  2013年度
(基準年度)
2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
総電力量 514.15GWh 472.46GWh 476.62GWh 456.69GWh 450.46GWh
うち再生可能エネルギー量 0.38GWh 10.60GWh 63.45GWh 74.47GWh ★ 91.85GWh
A重油 12.25千kL 9.45千kL 9.42千kL 9.01千kL 8.99千kL
C重油 0.05千kL 0.35千kL 0.45千kL 0.36千kL 0.39千kL
灯油 10.95千kL 7.91千kL 7.51千kL 6.98千kL 6.56千kL
都市ガス 3,463千m3 4,146千m3 3,945千m3 3,728千m3 4,505千m3
天然ガス 7,038千m3 7,360千m3 8,265千m3 8,131千m3 9,177千m3
LNG 0.99千t 1.00千t 0.98千t 1.04千t 0.91千t
LPG 5.86千t 6.74千t 6.71千t 6.46千t 6.59千t
軽油 0.80千kL 1.24千kL 1.30千kL 1.08千kL 0.97千kL
ガソリン 0.33千kL 0.06千kL 0.05千kL 0.05千kL 0.06千kL
木材 - - - 2.33千t 2.35千t
エネルギー計(原油換算) 174.30千kL 160.64千kL 161.41千kL 140.77千kL 138.38千kL
エネルギー総消費量 998GWh 926GWh 935GWh 890GWh 893GWh

YKK APグループ(国内+海外)実績

※ ★の付されたデータは第三者保証を受けています。

温室効果ガス排出量(スコープ1,2)

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温室効果ガス排出量(スコープ1,2)の図
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  2013年度
(基準年度)
2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
スコープ1:直接排出 107千t-CO2 98千t-CO2 99千t-CO2 93千t-CO2 ★ 95千t-CO2
スコープ2:
電気使用による排出
323千t-CO2 227千t-CO2 205千t-CO2 185千t-CO2 ★ 176千t-CO2
スコープ1+2 430千t-CO2 325千t-CO2 304千t-CO2 278千t-CO2 271千t-CO2
CO2排出量売上高原単位 107t-CO2/億円 73t-CO2/億円 61t-CO2/億円 52t-CO2/億円 48t-CO2/億円

YKK APグループ(国内+海外)実績

※ ★の付されたデータは第三者保証を受けています。

物流のCO2排出量の推移(国内)

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物流のCO2排出量の推移(国内)の図

※「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律」の特定荷主の計算方法に基づき算出

エネルギー使用量と原単位推移(国内 製造・営業)

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エネルギー使用量と原単位推移(国内 製造・営業)の図

※1 「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律」の原油換算係数を使用。2023年度以前は省エネ法改正前の係数を用いて算出

※2 出荷高当たりのエネルギー使用量

再生可能エネルギー比率

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  2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
再生可能エネルギー比率 2.2% 13.3% 16.3% 20.4%

YKK APグループ(国内+海外)実績
※総電力量のうち、再生可能エネルギーの占める割合

温室効果ガス排出量(スコープ3)

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  2013年度
(基準年度)
2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
(温室効果ガス排出量)
スコープ3
2,495千t-CO2 1,932千t-CO2 2,079千t-CO2 1,984千t-CO2 2,021千t-CO2

YKK APグループ(国内+海外)実績
※最新のCO2排出係数に基づき、過去年度分も遡って修正

2024年度 サプライチェーン全体のCO2排出内訳

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  国内 海外 合計
スコープ1:直接排出 72千t-CO2 23千t-CO2 ★ 95千t-CO2
スコープ2:電気使用による排出 126千t-CO2 50千t-CO2 ★ 176千t-CO2
スコープ3 購入した製品・サービス 1,060千t-CO2 555千t-CO2 ★ 1,615千t-CO2
資本財 184千t-CO2 21千t-CO2 205千t-CO2
エネルギー関連活動 62千t-CO2 16千t-CO2 78千t-CO2
輸送・配送(上流) 42千t-CO2 16千t-CO2 59千t-CO2
事業から出る廃棄物 1千t-CO2 1千t-CO2 2千t-CO2
出張 5千t-CO2 0千t-CO2 5千t-CO2
雇用者の通勤 14千t-CO2 1千t-CO2 15千t-CO2
リース資産(上流) 0千t-CO2 0千t-CO2 0千t-CO2
輸送・配送(下流) 1千t-CO2 8千t-CO2 9千t-CO2
販売した製品の加工 14千t-CO2 2千t-CO2 16千t-CO2
販売した製品の使用 0千t-CO2 0千t-CO2 0千t-CO2
販売した製品の廃棄 16千t-CO2 2千t-CO2 18千t-CO2
リース資産(下流) 0千t-CO2 0千t-CO2 0千t-CO2
フランチャイズ 0千t-CO2 0千t-CO2 0千t-CO2
投資 0千t-CO2 0千t-CO2 0千t-CO2
スコープ3計 1,398千t-CO2 623千t-CO2 2,021千t-CO2
スコープ1+2+3計 1,596千t-CO2 696千t-CO2 2,291千t-CO2

YKK APグループ(国内+海外)実績

※ ★の付されたデータは第三者保証を受けています。

環境配慮投資の方針と実績

YKK APでは、「商品」と「モノづくり」を通じて持続可能な社会づくりに貢献していくため、環境配慮型商品の開発、CO2削減・リサイクル等地球環境負荷低減に関わる取り組みに対し、積極的な投資を進めていきます。同時に、費用対効果を明確にし、その実績をステークホルダーに対して説明していきます。

2024年度 環境会計結果

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  2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
設備投資 経費 設備投資 経費 設備投資 経費 設備投資 経費
事業エリア内コスト/公害防止コスト/廃水処理設備の運転管理費用 234百万円/年 721百万円/年 138百万円/年 741百万円/年 188百万円/年 767百万円/年 89百万円/年 775百万円/年
事業エリア内コスト/地球環境保全コスト/廃熱回収設備・高効率照明機器の導入 540百万円/年 217百万円/年 1,635百万円/年 326百万円/年 2,611百万円/年 341百万円/年 1,627百万円/年 384百万円/年
事業エリア内コスト/資源循環コスト/リサイクル化の推進と減容化の推進 986百万円/年 468百万円/年 64百万円/年 441百万円/年 132百万円/年 489百万円/年 248百万円/年 501百万円/年

YKK APグループ(国内)

省資源・リサイクル

廃棄物排出・リサイクル

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  2016年度
(基準年度)
2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
廃棄物排出量 20.5千t 15.9千t 15.4千t 17.4千t 18.7千t
廃棄物排出量売上高原単位 4.95t/億円
(100)
3.57t/億円
(72)
3.03t/億円
(61)
3.23t/億円
(65)
3.34t/億円
(67)
最終処分量 3.0千t 1.2千t 1.3千t 1.8千t 2.1千t
有価物量+廃棄物リサイクル量 87.9千t 95.2千t 100.2千t 95.0千t 92.5千t
廃棄物リサイクル率 97% 99% 99% 98% 98%

YKK APグループ(国内+海外 製造拠点)実績
※ かっこ内は基準年2016年度の原単位を100とした指数

アルミニウムのリサイクル

アルミニウムは新地金の製錬時に大量の電力を要し多くのCO2を排出するため、リサイクル率の向上はカーボンニュートラルの実現に貢献します。
その取り組みとして、リサイクル炉の導入により市中リサイクル材の投入比率を大きく高めることで、新地金の使用比率を下げ、サプライチェーン全体のCO2排出量を大きく削減することが可能となります。
四国製造所でのリサイクル炉導入を皮切りに他拠点での展開も進める計画で、2030年にはリサイクルアルミ使用比率100%をめざして取り組みを加速させていきます。
また、リサイクル率の向上とあわせて、ボーキサイトから製錬される段階で再生可能エネルギーを活用した「グリーンアルミ」の調達を進めており、さらなるCO2排出量削減をめざします。

樹脂のリサイクル

樹脂フレーム材、樹脂窓の製造工程では効率的な生産により樹脂端材、切粉の発生抑制に努めています。発生した端材、切粉については再び資源として樹脂材へ再生させ、そのリサイクル率の向上に取り組んでいます。また、樹脂端材の新規用途の開発も積極的に行っています。また、使用後の樹脂窓を回収・リサイクルするシステムの構築に向け、産官学連携で取り組みを進めています。

水資源に対する考え方

YKK APでは、生産工程における水の循環利用や再利用による取水量の削減や排水の環境負荷低減を行い「持続的な水利用の実現」に向けた取り組みを推進しています。

水使用量(取水量)、排水量、再使用・再生利用量

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  2013年度
(基準年度)
2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
水使用量(取水量)※1 12,575千m3 9,840千m3 8,894千m3 8,285千m3 8,138千m3
水使用量売上高原単位※2 3.12千m3/億円
(100)
2.20千m3/億円
(71)
1.75千m3/億円
(56)
1.54千m3/億円
(49)
1.45千m3/億円
(46)
排水量※3 11,457千m3 8,447千m3 6,293千m3 5,878千m3 5,961千m3
再使用・再生利用量※1 53千m3 38千m3 41千m3 60千m3 56千m3

※1 YKK APグループ(国内+海外 製造拠点)実績

※2 YKK APグループ(国内+海外 製造拠点)実績 かっこ内は基準年2013年度の原単位を100とした指数

※3 YKK APグループ(国内 製造拠点)実績

汚染防止

PRTR対象物質、大気汚染物質

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  2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
(PRTR対象物質)取扱量※1 1,046t 985t 1,025t 994t
(PRTR対象物質)排出量※1 54t 52t 83t 80t
(PRTR対象物質)移動量※1 12t 13t 21t 26t
(大気汚染物質)SOx※2 9t 7t 11t 11t
(大気汚染物質)NOx※2 54t 51t 61t 58t
(大気汚染物質)VOC※2 29t 29t 27t 26t

※1 YKK AP単体 実績

※2 YKK APグループ(国内+海外 製造拠点)実績

水中排出汚染物質

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  2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
水中排出汚染物質 総重量 44t 34t 37t 31t

YKK APグループ(国内 製造拠点)

※COD、BOD排出量
 BOD…生物化学的酸素要求量(川への放流)
 COD…化学的酸素要求量(海への放流)

生物多様性保全

基本的な考え方

生物資源や土地の利用、水や大気の浄化など、企業は生態系から多大な恩恵を受けており、生物多様性の損失は重大な経済危機を招く危険性があるといわれています。
YKK APの事業活動も豊かな地球の恵みに大きく依存しており、生物多様性の保全は、持続可能な社会を実現するために必要不可欠だと考えています。事業活動による生態系への影響を最小限に抑えるとともに、地域社会とも連携して自然環境の保護に取り組みます。

商品によるCO2削減貢献

高断熱商品によるCO2削減貢献量

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  2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
高断熱商品によるCO2削減貢献量 561千t-CO2 607千t-CO2 824千t-CO2 832千t-CO2

YKK APグループ(国内+海外)実績

サステナブル商品について

省エネ、省施工、防災減災、安全・安心、健康・衛生など社会の重要課題を解決し、SDGs達成に貢献する建築パーツを「サステナブル商品」と定義しています。

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  2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
サステナブル商品売上比率 38.4% 37.8% 40.3% 40.4%

YKK APグループ(国内+海外)実績 売上高ベース

樹脂窓化率

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  2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
樹脂窓化率(戸建住宅向け) 31% 31% 35% 39%

YKK APグループ(国内)実績 戸建住宅用窓販売数における樹脂窓の割合

高断熱窓化率

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  2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
高断熱窓化率(戸建住宅向け)※1 70% 75% 79% 88%
高断熱窓化率(ビル向け)※2 2% 2% 6% 8%

YKK APグループ(国内)実績
※1 戸建住宅用窓販売数における樹脂窓、木製窓、アルミ樹脂複合窓の割合
※2 ビル用窓受注数における樹脂窓、木製窓、アルミ樹脂複合窓の割合

新築・リフォーム比率

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  2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
新築・リフォーム比率 住宅 新築 68% 67% 63% 62%
リフォーム 32% 33% 37% 38%
ビル 新築 70% 69% 68% 68%
改装 30% 31% 32% 32%

YKK APグループ(国内)実績 売上高ベース