環境戦略と指標

トップメッセージ

「収益構造の変革」と
「技術革新」で
持続的成長の礎を築く

 YKK APは2023年に、“2030年のありたい姿、あるべき姿”を「世界のリーディングカンパニー」と定義するビジョン「Evolution 2030」を策定しました。 リーディングカンパニーをめざす意義は、業界のプライスリーダーとして、高品質で付加価値の高い商品・サービスを適切な価格で提供し続けることにあります。そこで生み出した利益を、お客様、お取引先、社員へ還元し、持続的成長へとつなげていきます。これこそが、YKK精神「善の巡環」における「成果三分配」の実践であり、当社のパーパスである「Architectural Productsで社会を幸せにする会社。」の具現化であると考えています。

 2025年度に始動した第7次中期事業計画は、2年目を迎えました。初年度の課題を踏まえ、「収益構造の変革」と「技術革新による価値創造」の実現に向けた取り組みを進めています。
 「収益構造の変革」の中核として、リフォーム・改装分野へのシフトを進めています。日本国内の新設住宅着工戸数が減少する一方、リフォーム ・改装分野では、既存ストック住宅の断熱性能向上に対する社会的要請が高まるなか、政府による住宅の省エネ化支援も追い風となり、需要は底堅く推移しています。住宅リフォーム・ビル改装市場における断熱改修需要を確実に捉えるため、専門の組織を拡充し、新築分野とともに継続的な成長を図る体制を構築しています。住宅向けの窓における高断熱窓化率100%をめざし、環境負荷低減と収益性向上を両立する樹脂窓の普及促進をさらに加速させます。
 YKK APが進める技術開発の要諦は、社会課題の解決を、当社の持続的な成長を支える価値へと転換させることにあります。当社は樹脂窓のさらなる性能向上に加え、2024年に販売を開始した木製窓など、国産木材を活用した商品の展開を進めています。木製窓は、その意匠性やサステナブルな素材としての魅力だけでなく、素材の多様化により、外部環境の変化に左右されにくい安定的な調達体制を整えるという経営上の戦略的意義も有しています。
 技術革新におけるもう一つの重要テーマが、環境負荷の低減です。資源循環の推進に加え、グリーンアルミの活用も進めることで、原材料由来のCO2排出量の削減に取り組んでいます。断熱性能の高い窓や木製窓の普及、安定した生産供給体制の構築、そしてリフォーム・改装分野へのシフトを通じて、サステナブルな社会への貢献と収益性向上の両立を図ってまいります。

代表取締役社長 魚津 彰
代表取締役社長魚津 彰

 さらに当社が持続的な成長を成し遂げるための鍵は、社会の潜在的なニーズに応える新たな価値を創造し続けることにあります。2026年度は、真のリーディングカンパニーへの飛躍につなげる勝負の年として、一丸となって変革を進めてまいります。

<YKK AP環境経営方針>

YKK AP環境経営方針(2025〜2028年度)

環境価値創出による地球環境への貢献
~カーボンニュートラル実現に向けて~

YKK APは、環境負荷低減と環境価値創出により、
現在および将来世代の豊かな生活の実現と地球環境に貢献します。

●脱炭素化・循環型社会実現に向けた技術開発・環境負荷低減に取り組みます。
●ライフサイクル全体で、気候変動、資源循環、水保全、生物多様性に取り組みます。
●多様な人材を基盤とし、未来を見据えて新たな環境価値創出に取り組みます。

YKK AP環境政策委員長
YKK AP株式会社 代表取締役社長
魚津 彰