環境戦略と指標

YKK APのパーパス・マテリアリティと環境戦略

 YKK APは、パーパス「Architectural Productsで社会を幸せにする会社。」を掲げ、その幸せを実現するための重要な要素として「環境との共生」を位置付けています。
 これをマテリアリティ(重要課題)の一つとして特定し、環境戦略の核に据えて推進しています。

YKKグループ環境ビジョン2050

 YKKグループ共通のビジョン「人と自然の未来をひらく」のもと、2050年の社会予測に基づいた「4つの重点項目」を掲げ、各領域で具体的な取り組みを展開しています。
 「気候変動」「資源」「水」「自然」という地球規模の課題に対し、製造業としての責務を全うするとともに、事業を通じて社会にプラスのインパクトを与える価値創造を追求しています。

気候変動への対応

 地球規模で起こっている気候の変動は、地球上に住むあらゆる生物にとって重要な問題となっています。この問題に対応することは社会の構成員としての責務であるととらえ、CO2をはじめとした温室効果ガスの削減や気候変動への適応に取り組みます。

水の持続的利用

 水は生命維持やあらゆる産業にとって欠かせない資源である一方、国や地域によって利用できる量や質が大きく変化します。社会との共存共栄を目指すわれわれにとって、地域と共に水資源を持続的に利用することは重要な課題であるととらえ、取水量の削減や排水の環境負荷低減等に取り組みます。

資源の活用

 ファスナーや窓をはじめとした商品を作るメーカーとして、その材料となる各種の資源は不可欠な存在です。将来世代にわたり、われわれの商品を安定して提供していくためにも、限りある資源を最大限有効に活用するとともに、ライフサイクルを通じて発生する廃棄物を資源とする活動に取り組みます。

自然との共生

 大気の安定や水の浄化、食料の提供、レクリエーションの場など、自然は豊かな生活に欠かせない存在です。将来世代にわたり、豊かな生活を残すため、自然保護や環境負荷の低減等に取り組みます。

環境への取り組み経緯と2050年の目指す姿

 1994年の環境宣言を起点に、YKK APの環境活動は法令遵守から循環型モデルの構築、さらには持続可能な社会への貢献へと進化を遂げてきました。
 現在は、2050年を見据えた長期目標として、ライフサイクル全体における「環境負荷ゼロ」の達成を掲げ、脱炭素と資源循環の最大化に挑んでいます。

2026年度 YKK AP環境方針

 YKK APは、環境経営方針に基づき、ライフサイクル全体で環境価値を創出し、グローバルな環境負荷低減活動を実践することで、カーボンニュートラル実現を目指します。
 環境マネジメントシステムを継続的に改善し、環境関連の法規制およびその他の要求事項を順守するとともに、以下の4つの環境課題について目標を設定し、達成に向けて行動します。

気候変動

温室効果ガス削減に寄与する商品や気候変動対策商品を積極的に開発・販売します。​
さらに、事業活動やバリューチェーンにおけるカーボンニュートラル実現に向け、低炭素な原材料・燃料への転換、効率的な​エネルギー利用、再生可能エネルギーの導入に取り組みます。​

資源循環

原材料・包装資材の投入量削減と廃棄物排出量の最小化に向け、資源の効率的な利用と排出物の分別・回収・リサイクルに取り組みます。​

水保全

持続的な水利用と水環境の保全に向け、水の循環利用と排水の環境負荷低減に​取り組みます。

生物多様性

事業活動による生態系への影響を最小限に抑え、生物多様性を保全するとともに、地域社会と連携して自然環境の保護に取り組みます。​​