モノづくりとバリューチェーン

研究・開発・検証

研究・開発・検証

3つの技術施設と中央試験所

YKK APのモノづくりプロセスの基盤である開発、評価・検証、技術提案、情報発信のサイクルを担うのが富山県黒部市にある「YKK AP R&Dセンター」「価値検証センター」「パートナーズサポートスタジオ」です。YKK AP R&Dセンターは、技術・知見の集積地であり、高品質な商品を開発しています。価値検証センターは生活者モニターによる「生活者検証」、自然環境を再現した「実環境検証」等を実施しています。そして、プロユーザーの課題に対し、技術に基づく提案をするのがパートナーズサポートスタジオです。さらに、国際基準を満たしたJNLA試験事業者である「中央試験所」は厳格な試験で商品品質の保証体制を強化しています。

3つの技術施設

3つの技術施設

グローバルR&D体制

YKK APはグローバルな開発・研究体制も強化しています。日本の他にドイツ、インドネシアにもR&Dセンターを置き、温暖地域の日本、寒冷地域のドイツ、蒸暑地域のインドネシアと、各地域で調査・研究を行っています。その情報を蓄積・共有し、それぞれの地域に最適な商品開発につなげています。

YKK AP R&Dセンター(ドイツ)では省エネ建築や、建材において先進的な欧州の技術を調査・研究し、機能部品や開口部断熱、フレームやガラスなどによる開口部の高付加価値化を推進しています。

YKK AP R&Dセンター(インドネシア)では、蒸暑地域に適した省エネ構法や開口部の調査・研究・開発に加え、パッシブデザイン(自然エネルギーを活用した快適な住環境の設計)の研究に取り組んでいます。「中所得者のための省エネ集合住宅」をテーマにした産官学の共同研究プロジェクトでは、効果的に通風を得られる窓や玄関ドアなどを使用した際の効果測定を行っています。

グローバルR&D体制

グローバルR&D体制

技術研究本部の取り組み

グローバル視点での技術・研究開発を担うのが技術研究本部です。アルミリサイクル率100%実現に向けたリサイクル技術の開発や、カーボンニュートラルに向けた有機材料の開発など新技術や新材料の技術・研究開発に取り組んでいます。また、超高断熱なガラスの技術構築など既存領域の技術深耕を行っています。さらに、外部研究機関との共同研究により人材育成・交流を図っていきます。

製品安全と品質確保

製品の安全性、品質の確保は、モノづくりにおいて必要不可欠なものです。YKK APでは、経済産業省が推進している「製品安全文化」の定着に貢献し、お客様に安全・安心をお届けすることを目指し、「YKK AP製品安全基本方針」のもと、製品の安全確保に努めてきました。YKK APは、「製品安全対策優良企業表彰(PSアワード)」の大企業製造・輸入事業者部門において2010年度・2014年度・2017年度の3度、最上位賞である「経済産業大臣賞」を受賞し、2017年11月から「製品安全対策ゴールド企業」に認定されています。2023年には認定から5年ごとに実施されるフォローアップ審査により、取り組みの継続・発展が認められ、「製品安全対策ゴールド企業」の認定継続となりました。

2019年には「品質本部」を設立し、商品開発から生産、販売に至るまで、サプライチェーン全体での品質確保プロセスの運用促進を図り、品質を確保しています。また、お客様やお取引先からのご要望や不具合の報告、点検・修理に関する声を品質情報として一元化することに取り組んでいます。不具合の早期解消や未然防止につなげ、顧客満足度の高い商品で社会価値の提供に貢献していきます。

わたしたちの取り組み

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