KingBridge Tower
一層ごとに曲率の異なる楕円錐ビル
意匠性と安全性を実現
- 所在地
- タイ
- 竣工
- 2024年12月
- 用途
- 事務所
- 階数
- 地下2階、地上52階、塔屋1階
世界水準の環境性能と安全性
タイ・バンコクの南西エリア、プミポン橋の端付近にそびえるKingBridge Towerは、タイ最大のコングロマリットであるサハグループの複合開発プロジェクトの一環として建設された、グローバル企業のビジネス拠点ニーズを満たすオフィスビルです。効率性・幸福感・バランスを融合し、グローバル基準に準拠した高い環境性能と安全性を備えています。
YKK APは、タイでは一般的ではない耐震テストや、実験値に従って設定された高い耐風圧値などの要求に応じながら、錐形の壁面を覆う33,991m2のカーテンウォールをはじめ、シンボリックなキャノピー(庇)やルーフなど外装全般を担当しました。
「多角R」を用いて意匠性・納期・コストの要件を実現
上層に向けて細くなる楕円錐の形のビルでは、一層ごとにコーナー部のサイズが変わります。YKK APは、コーナーのR部以外の直線部を基準寸法の共通ユニットで対応し、R部においては共通ユニットを、少しずつ角度をつけながらつなぎ合わせることで外壁としてなめらかなカーブに見せる「多角R」を提案。意匠性と納期・コストの両立を実現しました。
耐震性においては、揺れに対する水平ずれを最小限に抑え、層間変位を15mmに制限するようビルの構造が設計されています。これは、横方向の動きに対応するスライド(スウェー)方式により実現しています。コーナー部分には、特殊なジョイント「フィッシュボーン」を採用しました。
他社との連携により難条件下でもスムーズに施工
地上147mに位置するキャノピーは、出幅13m、長さ約40mと非常に大きいことから、3分割して施工に臨みました。まず地上にて鉄骨を組み立て、アルミパネルの取り付けを行い、その後リフトアップ。3分割されたジョイント部のパネルを取り付けていきました。
こうした「タイ大林」とのスムーズな施工連携や、難易度の高い意匠と安全性を両立させた技術力が結実し、本物件は一般社団法人海外建設協会(OCAJI)による「第4回 海建協表彰 OCAJIプロジェクト賞」を受賞。プロジェクトの成功と受賞に大きく貢献しました。(施工:「タイ大林」)
YKK APでは、2023年12月にタイ最大手のカーテンウォールメーカーであるYHSインターナショナル社(YHSI)、および、製造を担うサイアムメタル社(SM)をグループに迎えました。カーテンウォール設計・製造・販売・施工においてグローバルでの安定供給体制を構築するとともに高い品質を追求し、アジア地域でのカーテンウォール事業のさらなる拡大を進めています。
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