サーキュラーエコノミーに貢献する環境配慮建材で建築物のホールライフカーボン削減を加速
リサイクルアルミ使用建材「Re・AL」のEPD検証を更新取得
リサイクルアルミ使用比率100%品を「Re・AL R100」として展開
YKK AP株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:魚津 彰)は、脱炭素社会の実現に向けた低炭素建材へのニーズの高まりを受け、LCA(ライフサイクルアセスメント)に基づく低炭素アルミ形材の普及促進を目的に、2025年10月から物件対応を開始したリサイクルアルミ使用建材「Re・AL(リ・アル)」の通常品(リサイクルアルミ使用比率59%)について、最新データで第三者検証の環境製品宣言「SuMPO EPD(詳細は後述)」の更新検証を取得しました。環境価値をより明確化するため、今後はリサイクルアルミ使用比率100%品を「Re・AL R100(アールヒャク)」、通常品を「Re・AL」として展開してまいります。
近年、建築業界では建物の運用時(オペレーショナルカーボン)だけでなく、建材の製造・施工段階(エンボディドカーボン)から廃棄・リサイクルに至る建物の生涯を通じたCO₂排出量など(ホールライフカーボン)の削減や、Scope3の削減が不可欠になっています。YKK APではリサイクルアルミの使用比率向上を目指しており、2025年度の住宅、ビル、エクステリア、産業製品用など全アルミ商品のリサイクルアルミ使用比率は平均で59%になっています。この度この通常品について、最新データで「SuMPO EPD」の更新申請を行い、検証を取得しました。
YKK APは、引き続き通常品「Re・AL」のリサイクルアルミ使用比率を上げると共に、「Re・AL R100」の活用提案を通じて、建築物の脱炭素化に貢献してまいります。さらに、製造所へのリサイクル専用炉の導入検討、アルミのアップグレードリサイクル技術開発のほか、グリーンアルミ原材料(再生可能エネルギーを用いて製錬された環境配慮型アルミニウム)の活用も含めたサプライチェーン全体での資源循環基盤の構築を目指します。製造プロセスへの省エネ投資や再エネ活用を推進することで、事業活動を通じたカーボンニュートラルと持続可能な社会の実現に取り組んでまいります。
■「Re・AL」概要
「Re・AL」は、異物を除去し多種あるアルミ合金から選別した市中リサイクル材と、社内の製造過程で生じる端材(社内リターン材)を使用した、窓やカーテンウォールなどの建材に使用される低炭素アルミ形材です。新地金のみで製造した場合と同等の品質・機能を有しながら、新地金のみで製造した場合に比べてCO₂を含む温室効果ガス排出量を大幅に削減(詳細は後述)できるため、建設時のエンボディドカーボンの削減に貢献します。また、LCAの手法を用いた第三者検証「SuMPO EPD」を取得しているため、環境への影響を定量的に示すことが可能です。
■第三者検証「SuMPO EPD」の取得による環境価値の定量化
環境ラベルプログラム「SuMPO EPD」は、一般社団法人サステナブル経営推進機構が国際規格に準拠し運営・管理を行うEPD(Environmental Product Declaration)プログラムで、LCA(ライフサイクルアセスメント)手法を用いて製品の環境影響を評価し、環境情報を定量的に開示する第三者検証です。「Re・AL」はこの検証を取得しており、建築主や設計者の皆さまに客観的な環境への影響値を開示することで、グリーン調達や環境認証を取得する際に定量データとして活用いただくことができます。
この度、通常品「Re・AL」について最新データでの更新申請を行い、以下で紹介する数値にて検証を取得しました。今後も、通常品のリサイクルアルミやグリーンアルミ原材料の使用比率向上に伴い、定期的な検証の更新・開示を継続していきます。
<「SuMPO EPD」公式ページ>
通常品:https://ecoleaf-label.jp/epd/3160 / 100%品:https://ecoleaf-label.jp/epd/2271
■環境負荷低減効果
軽量でさびにくい性質をもつ「アルミニウム」は、ボーキサイトと呼ばれる鉱石から製錬される段階で大量のエネルギーを使用します。一方で、リサイクル材を使用した場合はエネルギーが少なくて済むため、温室効果ガスの排出量を削減することができます。
アルミ形材1kgあたりの調達・輸送・製造過程における温室効果ガス排出量は、新地金100%(リサイクル率0%)の場合13kg-CO₂eqであるのに対し、リサイクルアルミ使用比率59%の「Re・AL」では6.8kg-CO₂eqと約48%の削減を実現します。さらに、リサイクルアルミ使用比率100%の「Re・AL R100」では、排出量を2.0kg-CO₂eqまで抑え、新地金比で約85%と大幅に削減します。
※1:2025年度実績のリサイクルアルミ使用比率
※2:新地金100%品と比較した削減率は、YKK APが独自に算出したものです。
<関連リリース>
・リサイクルアルミ使用比率100%のアルミ建材「Re・AL」受注開始(2025年10月31日)
https://www.ykkapglobal.com/ja/newsroom/releases/20251031_2
・機械設備のユニット製作において再生材率100%アルミニウム材を活用(2026年6月5日)
https://www.ykkapglobal.com/ja/newsroom/releases/20260605
・リサイクルアルミ使用比率100%アルミ建材「Re・AL」が賃貸集合住宅に初採用(2026年8月28日)
https://www.ykkapglobal.com/ja/newsroom/releases/20260828
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