「ハーバード大学デザイン大学院」の研究支援を2026年度も延長
2024-2025年度の実地授業での成果も踏まえ、持続可能なランドスケープデザインの検証を継続
YKK AP株式会社(本社:東京都千代田区、社長:魚津 彰)は、2024・2025年度の2年度にわたって行った「ハーバード大学デザイン大学院(以下、GSD)」の実地授業「デザインスタジオ」への支援を、2026年度も継続することが決まりましたのでお知らせします。
この「デザインスタジオ」は、GSDの教員と学生が世界各地の現地調査を通じて持続可能な未来の姿を提言する実践的な研究プログラムです。YKK APはこれまで、2024年8月~2025年1月、2025年8月~2026年1月の2年度にわたり、京都議定書誕生の地である「京都」と、その実現モデルである「黒部(富山県)」にて実地授業を実施。アソシエイトメンバーとして社員も参加し、学生が来日した際には研究情報の提供や活動の支援を行いました。
そしてこの度、YKKグループの環境問題への取り組みを世界に向けて発信し、世界最高峰の教育プログラムをYKK APの人材育成に活用するとともに、GSDとの接点や人脈構築を目的に、支援を延長することを決定しました。8月から始まる2026年度も、黒部を舞台とした実践的な研究支援を予定しています。アソシエイトメンバーになった社員は、GSDの教授や学生たちと一緒に持続可能な未来を創るランドスケープデザインを考えることで、自然・環境・文化・生活などの多角的な視点、ランドスケープに対する多様な思考を身に着け、事業活動に活かしていきます。
GSD学部長 ホワイティング教授とYKK AP会長 堀 秀充による調印式
※2025年12月にYKK AP関係者が訪問した際にGSDによって撮影
【2026年度の支援概要】
支援先: ハーバード大学デザイン大学院
支援内容: デザインスタジオの活動支援、行政との連携、研究情報の提供と共有
題材: 「水とランドスケープ~地域の持続可能な未来を多角的に探究~」(仮)
対象: 「黒部」(予定)
活動: 実地授業(教員2名、学生10~12名)
期間: 2026年8月~2026年12月
黒部における実地授業(黒部スタジオ)
実施日:2024年9月30日~10月4日
参加学生:「豊かさとリスク:黒部の水資源におけるレジリエンスの探求」という科目を履修する学生11名
<活動内容>
豊かな自然と持続可能な企業活動が共生する黒部では、3,000m級の立山連峰から水深1,000m以上の富山湾まで、高低差4,000mの地形が生み出すダイナミックな水資源、農業や工業、YKK不動産が取り組む風や地下水などの自然エネルギーを活用したローエネルギーな“まちづくり”をしている「パッシブタウン」を対象に、ランドスケープデザインについて学びを深めました。黒部川扇状地の調査として、宇奈月ダムや扇状地内の小規模ダム、黒部川の氾濫痕とその対策である霞堤(かすみてい)などを見学。人々のたゆまぬ努力により、かつて氾濫を起こし続けた黒部川と共存できていること、豊富な水資源を発電や農業などに活用できていることなどを確認しました。
また、2025年5月には黒部市内で「持続可能な黒部の未来像」について語りあうシンポジウムを開催し、黒部スタジオの取り組みと研究成果を地域社会に紹介しました。
京都における実地授業(京都スタジオ)
実施日:2025年10月6日~10日
参加学生:「水の存在~京都における庭園の本質的価値と新たな水の環境文化~」という科目を履修する学生13名(2024年度とは異なるメンバー)
<活動内容>
京都市の調査として、上賀茂神社・下鴨神社、深泥池、伏見運河、淀川三川合流域などを見学しました。京都市の山際、鴨川上流から下流、町家の残る住宅街など様々な場所をめぐり、歴史深い京都を舞台にランドスケープデザインについての学びを深めました。
神社や庭園、池にみられる水の存在からは京都の文化・生活と水の深いかかわりを、川の合流地点や川沿いの見学からは豊かな水によって形作られた京都の地理特性を確認しました。また、琵琶湖疎水の見学からは京都の水力工学の歴史についても学びました。
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