こだわりのデッキ空間を演出する「リウッドデッキ」リニューアル発売

　近年、シンプルで効率的な生活を送ることができる平屋住宅への関心や、既存住宅のリフォーム、リノベーション需要が高まっており、費用を抑えながら多様なライフスタイルを反映した住宅選びが行われています。また、庭回りを生活空間と捉えて、フェンスやデッキ、植栽を設けてアウトドアリビング化するなどのエクステリアリフォームの事例も増えています。
　一方で建築業界では、施工技能者不足が深刻な問題となっており、工期の遅延や建築費の上昇が懸念されています。
　そこで YKK AP は住まい手にとっての商品の機能性、意匠性を向上させると同時に、施工技能者の労力や作業時間の軽減を追求し、「リウッドデッキ S EG」「リウッドデッキ S」を発売します。Sには「Smooth（円滑な施工）」「Safe（安全性）」など複数の想いを込めており、リウッドデッキの新「Standard（基準）」となる商品です。

【商品特長】

■デッキ構成材の大引・束柱を削減して施工性を向上

デッキ材の板厚を30㎜から40㎜して、剛性を上げながら熱反りにも配慮した仕様に変更。デッキ床組みを支える大引のピッチを125㎜拡大して最大850㎜とし、大引と束柱の数を見直しました。2間6尺サイズでは大引は4本から3本、束柱は12個から9個に削減。正面・側面・端部に取り付ける幕板は部品数を削減して取付方法も簡易化するなど、施工の効率や精度を追求。施工時間は従来品の２間6尺サイズと比較して4分の3へと約1時間短縮しました。

■キャップ部品は小型化し、デッキ材に近い色・質感に統一して意匠性を向上

コーナーキャップなどキャップ部品は従来からサイズダウンをしながら、よりデッキ材の色に近づけ、木の質感を再現する表面加工を施しました。また、片勝ち納まり（※2）を可能にしてすっきりと仕上がるように設計しました。

■従来品より全サイズでお求めやすい価格設定

施工性を追求して大引や束柱、その他部品を削減したことにより、従来品よりお求めやすい価格に設定しました。全サイズでリーズナブルになり、代表サイズとして2間6尺サイズ（スタンダードタイプ）では従来品から価格比約93%を実現しました。

■従来品と同様の品質、使いやすさ

従来品と同様に硬度の高いポリプロピレンを原料とし、高い耐久性（耐候性・耐腐朽性・耐水性）と滑りにくさを確保。熱や衝撃に強く、日差しや荷重にさらされる屋外空間でも安心して長く使えます。また、原料の木粉は社内で出る木の端材を有効活用して省資源化に貢献します。デッキ材のすき間にモノが落ちない構造など、独自の特長でユーザーの要望に対応しています。