国土交通大臣認定の仕様に適合しない特定防火設備(スチール採光窓付玄関ドア)の改修状況について
※2025年10月21日更新
弊社は、2023年4月21日および2024年7月23日に弊社ウェブサイト「大切なお知らせ」にて公表した下記2案件の改修が必要となる物件に関し、現在の改修状況についてお知らせいたします。
【対象案件】
- 「国土交通大臣認定の仕様に適合しない特定防火設備に係る未改修物件等への対応について」(2023年4月21日 公表案件)
- 「国土交通大臣認定特定防火設備(片開き戸)の公的試験における不正受験について」(2024年7月23日 公表案件)
【対象物件について】
物件調査による、当該製品の設置状況は下表の通りです。
| 対象物件 | 物件詳細 | ||||
| 規制対象※2 | 規制対象外※3 | 滅失 | 確認中※4 | ||
| 2023年4月21日公表案件 | 2,104棟※1 | 506棟 | 1,533棟 | 24棟 | 41棟 |
| 2024年7月23日公表案件 | 117棟 | 17棟 | 96棟 | 1棟 | 3棟 |
| 合計 | 2,221棟 | 523棟 | 1,629棟 | 25棟 | 44棟 |
※1 物件調査の段階で重複物件が確認されたため修正(公表時:2,105棟)
※2 建築基準法、消防法により特定防火設備の設置が義務付けられている場所に設置されているもの
※3 建築基準法、消防法の規制対象外で特定防火設備の設置が要求されていない場所に設置されているもの(特定行政庁と協議中の物件を含む)
※4 当該建築物の所在や建物所有者様が不明で調査しているもの
【9月末現在 対応状況】
対象物件2,221棟のうち、2,177棟の調査を完了し、調査完了率は98.0%となりました。
調査の結果、法令による規制対象が523棟、規制対象外が1,629棟、滅失が25棟であることが判明しております。なお、残る44棟は建物の所在や所有者様が特定できておらず、現在も引き続き特定に努めております。
規制対象の523棟のうち、410棟の改修工事を完了し、95棟が現在工事に着手しており、18棟が所有者様と協議中となります。これにより、改修対象物件の96.6%が対応完了、または改修工事中の状況です。
これまで、多くの入居者の皆様および建物所有者の皆様から、調査・改修工事に多大なるご理解とご協力を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。
〈規制対象〉
| 対象物件 | 対応状況 | ||||
| 対応完了※1 | 改修工事中※2 | 所有者様協議中※3 | 協議準備中※4 | ||
| 2023年4月21日公表案件 | 506棟 | 397棟 (78.5%) |
93棟 (18.4%) |
16棟 (3.2%) |
0棟 (0%) |
| 2024年7月23日公表案件 | 17棟 | 13棟 (76.5%) |
2棟 (11.8%) |
2棟 (11.8%) |
0棟 (0%) |
| 合計 | 523棟 | 410棟 (78.4%) |
95棟 (18.2%) |
18棟 (3.4%) |
0棟 (0%) |
〈規制対象外〉
| 対象物件 | 対応状況 | ||||
| 対応完了※1 | 改修工事中※2 | 所有者様協議中※3 | 協議準備中※4 | ||
| 2023年4月21日公表案件 | 1,533棟 | 382棟 (24.9%) |
30棟 (2.0%) |
438棟 (28.6%) |
683棟 (44.6%) |
| 2024年7月23日公表案件 | 96棟 | 25棟 (26.0%) |
2棟 (2.1%) |
23棟 (24.0%) |
46棟 (47.9%) |
| 合計 | 1,629棟 | 407棟 (25.0%) |
32棟 (2.0%) |
461棟 (28.3%) |
729棟 (44.8%) |
※1 対応完了は改修が完了したもの、建築基準法、消防法の規制対象外で建物所有者様が改修不要に同意されたものの合計
※2 改修工事中は、改修工事に着手済みであるが対応完了していないもの
※3 所有者様協議中は、改修工事等に向けて建物所有者様と打ち合わせ中のもの(規制対象外の物件は改修の要否の協議を含む)
※4 協議準備中は、改修工事に向けて建物所有者様との打合せを調整中のもの(特定行政庁と協議中のものを含む)
【今後の対応】
改修工事に至っていない18棟につきましては、現在も建物の所有者様との協議を継続しております。所有者様それぞれのご事情により改修に着手できていない状況ですが、引き続き皆様のお立場やご事情に十分配慮しながら誠心誠意ご協議を重ね、一日も早い事態の解消に努めてまいります。
所在が確認できていない44棟の建物につきましては、過去の受注情報を基にした現地調査や過去の地図情報の照合など、様々な調査を重ねてまいりましたが、特定には至っていない状況です。
改めて、ご自身が所有または管理されている建物に弊社製の採光窓付きスチール玄関ドアが設置されていないかご確認いただき、お心当たりのある方は、誠に恐縮ながら下記の専用窓口までご連絡いただけますよう、切にお願い申し上げます。
ご提供いただいた情報をもとに弊社にて対象製品であるかを確認し、該当する場合には速やかに是正工事を実施させていただきます。
- 「防火性能に関わる、交換が必要なドアを探しています」(2025年1月24日 公表)
また、規制対象外であることが判明した物件につきましても、引き続き特定行政庁及び、建物所有者様への丁寧なご説明を行い対応してまいります。
私どもは、今回の事態を厳粛に受け止め、二度とこのような事態を引き起こさぬよう、品質管理体制の強化を図り、再発防止に全力を尽くしてまいります。
以上