パッシブタウン

(第4街区・第5街区)

持続可能な社会の実現について考える建築

パッシブタウン(第4街区・第5街区)

Concept

パッシブタウンは、黒部の自然エネルギーを最大限に活かし、快適でありながらエネルギー消費に過度に依存しない持続可能なまちづくりを目指しています。

第4街区の「たんぽぽ保育園」は、山並みに調和する大屋根と、構造材の8割以上に採用された地元・黒部の杉材が特徴です。地域木材の活用と植林活動を通じて郷土の森を守りながら、子どもたちが木の温もりの中で健やかに育つ環境を創出しました。

集大成となる第5街区は、富山県産材を約9割使用した北陸初の木造中高層集合住宅です。地元の森林資源を循環させると同時に、春から秋にかけての太陽光発電の電力を水素に変えて水素吸蔵合金に貯蔵し、発電量が少なく電力消費量がピークとなる冬のエネルギーとして活用するシーズンシフトで年間を通じたエネルギー自立を目指すなど、黒部の四季と共に生きる次世代の暮らしを体現しています。

Outline

第4街区

竣工年
2022年3月
所在地
富山県黒部市三日市4016番1
用途
YKKグループ事務所内保育所
設計
田口 知子
(株式会社田口知子建築設計事務所)
ランドスケープ
宮城 俊作
(株式会社プレイスメディア)
施工
平野工務店株式会社
敷地面積
3167.55㎡
延床面積
469.99㎡
階数
地上1階
構造
木造(準耐火構造)
主な受賞
うるおい環境とやま賞(2022年)
第17回キッズデザイン賞(2023年)

第5街区

竣工年
2025年3月
所在地
富山県黒部市三日市4016番1
用途
集合住宅、集会所
設計
HK ARCHITEKTEN
(ヘルマン・カウフマン+Partner ZT GmbH)
株式会社竹中工務店
ランドスケープ
宮城 俊作
(株式会社プレイスメディア)
施工
株式会社竹中工務店
敷地面積
16,278.33㎡
延床面積
9,420.15㎡
階数
地上7階1棟、地上6階2棟(戸数合計:64戸)
構造
木造、鉄筋コンクリート造(耐震構造)
主な受賞
令和7年度木材再利用推進コンクール(2025年)

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  • 特別座談会・動画

    「パッシブタウン」は独自のアプローチで持続可能な住空間を追求し、2025年7月に全街区が完成。
    𠮷田会長の理念の下、各街区で多様なパッシブデザインを実現。本動画では、完成記念座談会での設計者や有識者による計画の意図、課題克服、今後の提言などの貴重な議論を収録しています。

  • 宮城俊作先生の講演会

    持続可能な住空間を追求する「パッシブタウン」は、構想15年を経て2025年に全街区が完成。
    各街区で多様なパッシブデザインを実現。同年7月の完了式では全街区完成を記念し、特別講演が行われました。本動画では、マスタープランに携わった宮城俊作先生の講演の模様をお届けします。

  • ヘルマン・カウフマン氏の講演会

    持続可能なまちづくりを追求する「パッシブタウン第5期街区」は構想の集大成。
    建築家ヘルマン・カウフマン氏と竹中工務店が、木造工法や地域産材を活用し、脱炭素と快適性を両立。
    本講演では、水素貯蔵システム等の先進技術を用いた次世代型集合住宅の設計・工法を公開します。