
ステークホルダーエンゲージメント
関連するSDGs




環境人材
YKK APは、環境政策の推進においてはその基盤となる人材の育成が重要であると考え、さまざまな環境教育や意識啓発を通じて、次代を担う環境人材の育成と、全員参加の環境活動に取り組んでいます。
方針・考え方
YKK APの目指す姿
YKK APは、次世代に対してより良い社会・環境をつくるために、多様な人材を基盤とし、未来を見据えて新たな環境価値を創出することを目指します。
2024年度の統括と今後の展開
2024年度は、環境教育受講率100%を達成するとともに、全従業員を対象とした参加型の環境活動(SDGsアクション)についても、目標である98%以上の参加率となりました。今後も継続的に取り組み、従業員の意識啓発を図るとともに、環境保全活動の主体的な実践を推進します。
テーマ | 2024年度計画 | 2024年度実績 | 2025年度計画 | |
---|---|---|---|---|
環境教育受講率 | 100% | 100% | ○ | 100% |
SDGsアクション参加率 | 98%以上 | 夏:99%/冬:98% | ○ | 98%以上 |
YKK APグループ(国内)
環境教育の推進
従業員への環境教育
全従業員を対象とした教育では、環境に関する基礎知識の習得や一人ひとりが主体的に環境活動に参加してもらうことを目的とした環境e-Learningを年1回実施しており、毎年100%の受講率となっています。最新の教材では、気候変動・資源循環・水・生物多様性の4つの環境課題と環境コンプライアンスについて、YKK APの事業活動を通じた取り組みと1人ひとりが意識し実践すべき行動について理解を促し、全従業員の環境意識の高揚を図りました。また、環境課題を自分のこととして捉え、行動を促すために、「環境行動カード」を全従業員に配布しています。環境行動カードを通じて、YKK APの環境経営方針・環境方針を周知するとともに、部署の環境目標とそれに関連するSDGsのゴールなどを各自で記入し、日々意識して取り組んでいます。さらに、新入社員教育・管理者研修などの階層別教育のほか、営業・開発など部門に応じた教育にも、環境教育を組み込んでいます。
環境業務を担当する社員に対しては、外部講師による廃棄物リスクマネジメントセミナーや内部監査員養成セミナーなどの専門教育を実施し、必要な知識・スキルの習得を図っています。
全員参加の環境活動
YKK APでは、全従業員を対象とした参加型の環境活動を夏・冬の年2回開催しています。2024年度は、持続可能な社会のために私たちができることを考えて実践することを目標とした「SDGsアクション」と、気候変動が世界全体の課題となっている中、CO2削減のためにできることを考えて実践することを目標とした「カーボンニュートラルアクション」を開催しました。各自で選択したアクション項目にチャレンジする取り組みであり、国内拠点では近年、98%以上の参加率を維持しています。海外拠点においても、2021年度からは「SDGsアクション」を、2024年度からは「カーボンニュートラルアクション」も開催を開始し、国内拠点と同様に年2回取り組んでいます。2024年度冬の参加率は38%と年々伸びてきており、今後も国内外で取り組みを推進します。

SDGsアクション記録表
「SDGsアクション」 参加率の推移(国内)

<2024年度 環境・SDGs関連の教育実績>
※表の見切れている部分は横にスライドしてご覧になれます。月 | 内容 | 対象 | 受講者数 |
---|---|---|---|
2024年 4月 |
新入社員教育 | 全国採用の新入社員 | 151名 |
6月 | SDGsアクション | 国内・海外YKK APグループ (関係会社含む) |
国内:16,017名 海外:1,073名 |
廃棄物リスクマネジメントセミナー | 各拠点の環境責任者・マニフェスト交付者 | 219名 | |
7月 | 環境eラーニング教育(環境自覚教育) ※パソコン環境のない従業員には、同内容の集合教育・自主学習を実施しています。 |
全従業員(国内) | 14,322名 |
内部監査員養成セミナー | 環境ISO担当者 | 51名 | |
4月〜10月 | 海外赴任前研修 | 海外赴任予定者 | 12名 |
2025年 1月〜2月 |
カーボンニュートラルアクション | 国内・海外YKK APグループ (関係会社含む) |
国内:15,824名 海外:1,793名 |
2月 | 海外赴任前研修 | 海外赴任予定者 | 19名 |
3月〜5月 | サステナビリティ研修 | 国内・海外YKK APグループ(関係会社含む) | 国内:9,745名 海外:1,302名 |